包丁も板も長持ち!ヒノキのまな板おすすめ比較|反りとカビを作りで防ぐ196商品徹底検証
包丁を下ろすたびにトントンと心地いい。反りやカビに振り回されないヒノキのまな板は「厚さ」と「乾かしやすい作り」で選べば見つかる
ヒノキのまな板は、しっかりした厚みがあり、水がたまりやすい場所を作りでなくしている1枚を選ぶと、長く気持ちよく使えます。 包丁にやさしい当たりと木の香りは、ヒノキのまな板ならおおむね共通して持っています。違いが出るのは、包丁を下ろしたときに低くトントンと響くだけの厚みがあるかどうか。そして、反りやカビのもとになる「いつまでも濡れている場所」を作りで防いでいるかどうかです。この2つがそろった1枚なら、包丁が傷みにくくなって、毎日野菜を刻むのが楽しくなります。反りやカビで早々に買い替えることも減り、漂白剤に頼らず、洗って乾かす習慣だけで清潔を保ちやすくなります。
4つの軸と、それぞれのおすすめ
軸1 切り心地と傷:厚みがあって低く響き、ついた傷を削って消せるか
→ ファクトワークス 桧 一枚板(FACT WORKS)
軸2 反りにくさ:板の両端に木目の向きを変えた木をはめ込み、反る力を押さえているか
→ 貝印 関孫六 桧(KAI AP5221)
軸3 カビにくさ:板の側面やスタンドの脚のように、水が残りやすい場所がないか
→ 食洗機で洗いたいなら 貝印 セレクト100 カッティングボード(KAI SELECT100 AP5125)
→ フックに吊るして乾かしたいなら 土佐龍 丸いヒノキのまな板(TOSARYU HC-2400/HC-2501)
軸4 扱いやすさ:軽いのに、切っている途中で板がずれないか
→ 檜王 うすくて軽い
→ まな板立てを置く場所がないなら 土佐龍 手軽な スタンド付き ヒノキのまな板(TOSARYU HS-5001)
→ 薬味や果物を切る小さな板が欲しいなら ロウダワークス まな板 木製 木 ヒノキ 穴あき無し ミニサイズ
海外で人気の1枚:硬い和包丁を引いて切るなら ツヴィリング ヒノキ カッティングボード(ZWILLING/MIYABI 34535-300)
総合1位は、軸1 切り心地と傷でも1位の ファクトワークス 桧 一枚板 です。厚い一枚板ならではの切り心地を手ごろに味わえるので、迷ったらこの1枚を選んでください。
1. ヒノキのまな板が合う人、ほかの素材が合う人
ヒノキのまな板に替えると、清潔を保つ方法が「漂白」から「乾燥」に変わります。 プラスチックのまな板は、汚れたら漂白剤や熱湯で白く戻せます。ヒノキは塩素系の漂白剤で黒っぽく変色することがあるので、同じ手は使えません。そのかわり、洗ってしっかり乾かせば、清潔なまま使い続けられます。この習慣が苦にならない人なら、ヒノキの良さを存分に楽しめます。
ヒノキには、ほかの素材ではなかなかそろわない良さがあります。 包丁をやさしく受け止める当たりと、トントンという心地いい音です。しかも厚くしても片手で持てるほど軽く、塗装していない板なら、ついた傷を紙やすりで削ってきれいな面に戻せます。刃当たりがヒノキに近いのは合成ゴムのまな板ですが、ずっしり重く、素材も樹脂です。桐はヒノキより軽い一方で、傷や反りに弱い素材です。香りも、青森ひばは強すぎると感じる人がいて、クスノキは防虫剤のような香りが苦手な人がいます。ヒノキの香りは心地よく感じる人が多く、届いてから数日〜数週間で落ち着きます。
ヒノキのまな板が向いているのは、こんな人です。
- 包丁を大事に長く使いたい人。和包丁を引いて切る人ほど違いを感じやすいです。
- 切るときの音や手応えまで楽しみたい人。
- プラスチックの削りかすは気になるけれど、重いゴムのまな板は扱いにくい人。
- 洗ったら拭いて、立てるか吊るすかして乾かす。この習慣を続けられる人。
こんな人は、ほかの素材を選んだほうが満足しやすいです。
- 漂白剤や熱湯、食洗機でさっと除菌したい人:ポリエチレンや、煮沸できるシリコーン・TPUのまな板が楽です。食洗機で使い続けても反らないと確かめられているヒノキは、小さいサイズの板です。
- 乾かす場所や時間がとりにくい人、湿気の多い台所の人:樹脂のまな板のほうが気を使わずに済みます。
- 包丁の傷を見たくない人:切れ目が閉じて傷が目立ちにくいエラストマーのまな板が向いています。ただし、油や色が残りやすく、1〜2年で替える人が多いです。
- 重さより刃当たりを優先して、長く使いたい人:削って何度も再生できる合成ゴムのまな板が向いています。
- 早朝や集合住宅で、音をできるだけ立てたくない人:ほとんど音がしないシリコーンのまな板が向いています。
- 切った食材をそのまま鍋に流し込みたい人:曲げられる薄いシートのまな板が便利です。
- 安く買って、傷んだら気軽に替えたい人:桐やポリエチレンのまな板で十分です。
- カビにくさを何より重視し、強い木の香りが好きな人:青森ひばのまな板が向いています。
- 料理を盛り付けて、そのまま食卓に出したい人:アカシアのボードが映えます。
- 中華包丁で叩き切ることが多い人:柔らかいヒノキは刃が食い込みやすいので、ゴムや厚い樹脂のまな板が向いています。
ヒノキが合いそうだと感じたら、次の章で、ヒノキの良さを引き出して弱点を作りで防いでいる1枚の見分け方を、軸1 切り心地と傷、軸2 反りにくさ、軸3 カビにくさ、軸4 扱いやすさの順に紹介します。
2. ヒノキのまな板の選び方
軸1 切り心地と傷:トントンと鳴るかは厚さで決まる
ヒノキらしい切り心地は、厚い板ほどはっきり感じられます。 ヒノキは繊維が柔らかく、包丁が少し沈むように受け止められるので、プラスチックのような硬い跳ね返りがありません。響き方は厚さで変わり、1〜1.5cmくらいの薄い板は置く台によってカンと高めの音になります。2cm以上あれば、昔ながらの低いトントンが安定して鳴ります。
傷は避けられないので、削って消せるかどうかで選びます。 包丁にやさしいぶん、傷もつきやすいのがヒノキです。傷のつかないヒノキはありません。塗装していない厚い板なら、紙やすりで表面を削ってきれいな面に戻せますし、厚いほど何度でもやり直せます。
傷が気になるかどうかは、前に使っていたまな板と包丁の使い方で変わります。 プラスチックから替えた人ほど傷のつきやすさに驚き、木のまな板に慣れた人はあまり気にしません。引いて切るならヒノキの良さが生きますが、叩き切ると刃が食い込みやすくなります。
軸2 反りにくさ:薄い板でも反らないのは作りのおかげ
ヒノキのまな板は、濡れ方や乾き方にムラがあると反ります。 片面だけ濡れたり、立てて干したときに下のほうへ水がたまったりすると、板の一部だけが膨らんだり縮んだりして反ります。熱で反るプラスチックとは、原因が違います。
反りにくさは、厚さより作りで大きく変わります。 細い板を貼り合わせたまな板でも、両端に木目の向きを変えた木がはめ込まれていれば、反ろうとする力をそこで押さえられます。この作りがあれば、厚さ1.3cmの薄い板でもほとんど反りません。ただ、押さえた力が端にかかるので、薄い板では端の継ぎ目が割れることがあります。この作りがない1.5cm前後の薄い板は、まっすぐな木目の材でも、使い始めてすぐ反ることがあります。
一枚板は、届いてしばらくの間に不具合が出やすいです。 一枚板は木の性質がそのまま出るので、届いた時点で少し反っていたり、最初の数週間でひびが入ったりする板がまれにあります。そこを越えれば、何年も問題なく使えている例もあります。
小さい板や丸い板は、反りが気になりにくいです。 幅が狭いほど、少し反ってもガタつきは小さく済みます。丸い板をフックに吊るして乾かすのは、両面が一緒に乾くので、ムラの出にくい乾かし方です。
軸3 カビにくさ:カビが出る場所は決まっている
ヒノキのカビや黒ずみは、多くが乾ききらない場所から始まります。 黒くなりやすいのは、水を吸いやすい板の側面(切り口)、板どうしの継ぎ目、スタンドの脚、立てかけたときに下になる縁、そして包丁の傷の中です。きちんと拭いて乾かしていても、台所の湿気が多いと表面が黒ずむこともあります。
選ぶときは、乾きにくい場所を作りで減らしているかを見ます。 方法は4つあります。
- 側面だけ塗装して、水を吸わないようにする
- 脚を付けず、板の形だけで立つようにする
- 吊るせる穴を開けて、どこにも触れずに乾かせるようにする
- 食洗機の乾燥まで使う
ただし、「食洗機対応」と書いてあっても安心はできません。反り止め付きで食洗機対応をうたいながら、数回で反って割れてしまったヒノキのまな板もあります。
スタンド付きのまな板は、脚が黒くなりやすいです。 立てると水は一番下に集まるので、そこに木の脚があると、脚だけがいつまでも湿ったままになります。木の脚は水を吸うと膨らむので、濡れているときは回しにくくもなります。
ヒノキは、漂白するより乾かすことで清潔を保つまな板です。 「漂白剤使用可」と書かれていても、塩素系の漂白剤で木が黒っぽくなることがあります。洗ったあとしっかり乾かしきることが、いちばんのカビ対策です。
軸4 扱いやすさ:重さは買う前に計算できる
ヒノキのまな板の重さは、縦×横×厚さ(cm)×0.47でおおよそ分かります。 たとえば厚さ2cmのヒノキは、同じ大きさで厚さ1cmのポリエチレンのまな板とほぼ同じ重さです。プラスチックから替えるなら、厚さ2cmまでが違和感の少ない目安です。3cmの板を選ぶなら、小さめのサイズにすると重さを抑えられます。
重く感じるか軽く感じるかは、前に使っていたまな板によります。 厚さ3cmの板は、プラスチックから替えた人には重く、昔ながらの分厚い木のまな板から替えた人には意外と軽く感じられます。
薄すぎる板は、軽すぎてずれます。 厚さ1cmくらいまで薄いと、切っている途中でまな板ごと動きやすくなります。使う前に調理台とまな板を濡らしておくと、しっかり止まります。
形や置き場所でも、使いやすさは変わります。 D型や丸型は切った食材を奥に寄せておけて、こぼれにくい形です。長ネギのような長いものを切るなら、長方形のほうが楽です。自分で立つか、吊るせるか、手持ちのまな板立てに入る厚さかも、買う前に確かめておくと安心です。
おすすめの比較表
おすすめの商品を、4つの軸の点数で一覧にしました。気になる商品は「解説を読む」から、詳しい解説に進めます。
| 商品 | 切り心地と傷 | 反りにくさ | カビにくさ | 扱いやすさ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 軸1:切り心地と傷、で選ぶなら | |||||
| 9.5 | 6.0 | 6.5 | 6.0 | 解説を読むAmazonで見る楽天で見る | |
| 9.0 | 5.5 | 5.0 | 5.5 | 解説を読むAmazonで見る楽天で見る | |
| 軸2:反りにくさ、で選ぶなら | |||||
| 7.5 | 9.0 | 6.5 | 7.0 | 解説を読むAmazonで見る楽天で見る | |
| 軸3:カビにくさ、で選ぶなら | |||||
| 6.0 | 8.5 | 8.5 | 7.0 | 解説を読むAmazonで見る楽天で見る | |
| 8.0 | 7.0 | 8.0 | 7.5 | 解説を読むAmazonで見る楽天で見る | |
| 7.5 | 7.5 | 8.0 | 8.0 | 解説を読むAmazonで見る楽天で見る | |
| 軸4:扱いやすさ、で選ぶなら | |||||
| 6.0 | 7.0 | 6.0 | 9.0 | 解説を読むAmazonで見る楽天で見る | |
| 5.0 | 5.0 | 5.5 | 8.5 | 解説を読むAmazonで見る楽天で見る | |
| 7.0 | 5.0 | 6.5 | 6.5 | 解説を読むAmazonで見る楽天で見る | |
3. おすすめのヒノキまな板
軸1 切り心地と傷(1/2)ファクトワークス 桧 一枚板:厚さ3cmの一枚板で、包丁を下ろすたびに低いトントンが響く【総合1位】
厚さ3cmの一枚板という、ヒノキのまな板の中でも特に気持ちよく切れる形が、手ごろな価格で手に入る1枚です。総合1位に選びました。
野菜を刻むのが待ち遠しくなる切り心地です。 3cmの厚みと重さが包丁の振動を受け止めるので、薄い板ではなかなか出ない、低くやわらかなトントンが鳴ります。包丁をふんわり受け止めてくれるので、手首にも刃にも負担がかかりにくいです。
傷がついても、削りながら長く付き合えます。 3cmあれば、紙やすりで何度でも削り直せます。表面は亜麻仁油で仕上げてあるので水をはじきやすく、使う前に濡らしておけば肉や野菜の色も残りにくくなります。
厚さ3cmのヒノキのまな板としては、ぐっと手に取りやすい価格です。 同じく切り心地のいい檜王 D型は厚さ2cmで、乾かしやすい形にも工夫がある板です。同じ3cmの一枚板でも、海外で人気のツヴィリング ヒノキ カッティングボードはかなり高価です。ファクトワークスは、包丁メーカーの貼り合わせの板ではなく一枚板であること、亜麻仁油仕上げであること、そしてこの値段であることを理由に選ばれています。
サイズ選びと、届いたときの確認が大事です。 一枚板なので、届いた時点で少し反っていたり、使い始めにひびが入ったりする板がまれにあります。配送中の凹みや角の欠けも一部で起きているので、届いたらすぐに確かめてください。比較的新しい商品なので、何年も使った人の評価はまだ多くありません。奥行きはどのサイズも21cmで、長いほど重くなります。プラスチックから替えるなら、21×21cmか21×30cmにすると重さが気になりにくいです。
軸2 反りにくさ(1/1)貝印 関孫六 桧:毎日使うメインサイズでも、何年たっても平らなまま
39×24cmの使いやすい大きさで、比べたヒノキのまな板の中で、長く使っても反らないことがいちばんはっきりしている1枚です。
板が反ってガタついたり、千切りがつながったりする悩みから離れられます。 細い板を貼り合わせたうえで、長い辺の両端に木目の向きを変えた木をはめ込んでいるので、毎日濡らして乾かしても平らなまま使えます。1年、2年と使っても反らないという評価が長年続いていて、数ヶ月で少し反った例はまれです。
側面には塗装があるので、縁は黒くなりにくいです。 水を吸いやすい側面には樹脂の塗装がしてあり、縁はほとんど黒ずみません。ただ、切る面は塗装のない木のままです。拭いてから立てておけば何年も黒ずまない人がいる一方で、同じようにしても数ヶ月で表面が黒ずんだ人もいます。台所の湿気や置き場所で差が出ます。
同じく反りにくい貝印 セレクト100 カッティングボードとは、大きさが違います。 セレクト100は小ささも反りにくさを助けていますが、関孫六はメインに使える大きさで反りにくいことが確かめられています。関孫六の包丁と一緒に、セールの時期に買われることが多いまな板です。
塩素系の漂白剤と、叩き切りは避けてください。 「漂白剤使用可」と書かれていますが、塩素系の漂白剤で黒っぽくなった例があります。中華包丁で叩き切ると、深い傷が残ります。傷のつき方の感じ方は人によって違い、プラスチックから替えた人ほど気になりやすいです。紙袋で届くこともあるので、配送中の凹みにも気をつけてください。
軸3 カビにくさ(1/3)貝印 セレクト100 カッティングボード:木のまな板なのに、乾かすのは食洗機におまかせ
食洗機で乾燥まで1年ほど使い続けても反らなかった、という評価が重なっているヒノキのまな板です。
木のまな板でいちばん面倒な「乾かす手間」から解放されます。 食洗機の乾燥まで使えば、側面も表面もまとめて乾ききるので、カビの心配がぐっと減ります。両端の反り止めと23×21cmの小さめのサイズのおかげで、食洗機の熱でも反りにくくなっています。ただ、数ヶ月で大きなひびが入った例もまれにあります。
手洗いで乾かす檜王 D型や土佐龍 丸いヒノキのまな板とは、考え方が違います。 あちらは形で乾きやすくした板ですが、セレクト100は乾かすこと自体を食洗機に任せる板です。家の食洗機に入る大きさかどうかで選ばれることが多く、食洗機と一緒に買われることもよくあります。表面に樹脂の仕上げがあるという指摘もあるので、プラスチックを避けたい人は確かめてから選んでください。
小ささと、刃当たりの当たり外れは承知で選ぶ板です。 白菜やキャベツははみ出すことがあり、2枚並べて使う人もいます。刃当たりが硬い、刃が滑りにくいと感じる板がまれにあり、紙やすりで表面を軽く整えて良くなった例もあります。手洗いだけで使い続けると表面が黒ずむことがありますが、紙やすりで戻せます。
軸3 カビにくさ(2/3)檜王 D型:洗ったら置くだけで自立して、狭いキッチンでも乾かす場所に困らない
かまぼこ形のまっすぐな辺で自分で立つので、まな板立てがいらない、厚さ2cmの板です。反り止めの作りは特にうたわれていませんが、厚みと小ぶりな形のおかげか、反ったという話は見当たりません。
乾かす場所と作業スペースの悩みが、一度に片付きます。 洗ったら、まっすぐな辺を下にして置くだけで立ちます。下に触れるのは塗装した側面だけで、黒ずみやすい木の脚もありません。手前のまっすぐな辺を調理台の縁に合わせると包丁を動かしやすく、奥の丸い部分には切った食材を寄せておけます。
厚さ2cmあるので、切り心地もいい板です。 トントンという音が心地よく、包丁の当たりに不満を持つ人はほとんどいません。厚みがあるので、包丁を握る手が調理台にぶつかりにくいのもうれしい点です。脚付きの土佐龍 手軽な スタンド付き ヒノキのまな板と比べると、脚の手入れがいらないぶん気楽です。
サイズは大きめを選ぶと安心です。 丸みがあるぶん、書かれた寸法より小さく感じます。長いものははみ出しやすいので、迷ったら31cm以上を選んでください。厚さ2cmなので、薄い隙間には収まらないことがあります。食洗機には対応していません。発売からまだ年数が浅く、何年も使ったときの様子はこれから分かってくるところです。
軸3 カビにくさ(3/3)土佐龍 丸いヒノキのまな板:フックに掛けておくだけで、乾かすのもしまうのも完了
吊るして乾かせる丸い形で、反りやカビに悩む人がほとんどいない、手ごろな値段の1枚です。
フックに掛けておくだけで、乾燥も収納も済みます。 吊るせばどこにも触れないので、濡れたまま残る場所ができにくくなります。両面が一緒に乾くことも、反りにくさにつながっているとみられます。刻んだ食材がまな板から落ちにくく、狭い台所でも作業がはかどります。
くるっと回して使えば、傷も目立ちにくくなります。 板を回しながら木目に沿って包丁を入れれば、傷が目立ちにくくなります。音もやわらかく、耳障りではありません。立てて乾かす檜王 D型に対して、こちらは吊るして乾かす人のための板です。丸いまな板の使いやすさを知った人が、手ごろな国産品として選んでいます。
吊るす場所と、しまう前の乾かし方がポイントです。 表面がすぐ乾いても中は湿っていることがあるので、しまう前にしっかり乾かしてください。色の濃い野菜は色が残りやすいので、使う前に濡らしておくと安心です。厚手のものはフックの形によって掛けにくいことがあり、出品によって厚さ(1.5cmと2cm)が違う可能性もあるので、サイズ表記を確かめてから選んでください。
軸4 扱いやすさ(1/3)檜王 うすくて軽い:片手でひょいと持てる軽さで、出し入れも洗い物も気がラクになる
厚さ1.3cmと薄くて軽いのに、反りを押さえる作りが入ったヒノキのまな板です。
重いまな板の上げ下ろしが、つらくなくなります。 手首や握力に自信がない人でも、毎日の取り出しや洗い物が楽にできます。プラスチックのまな板と同じような感覚で、気軽に木に替えられます。軽さをいちばんの魅力に挙げる人がとても多い板です。
薄いのに反りにくいのは、両端の作りのおかげです。 同じくらい薄い板には数日で反ってしまうものもありますが、この板は両端にはめ込んだ木が反りを押さえています。同じく軽い土佐龍 手軽な スタンド付き ヒノキのまな板と比べても、反りは少ないです。プラスチックの代わりとして気軽に選ばれていて、汚れてきたら買い替える使い方をしている人もたくさんいます。
傷と端の割れは、ある程度は承知で使う板です。 薄くて柔らかいので傷がつきやすく、一部では端の継ぎ目が割れています。何度も削り直せるほどの厚みはありません。側面は塗装されていないので、湿った場所に立てておくとカビやすくなります。乾いた調理台の上だと滑ることがあるので、使う前に濡らしてください。吊るす穴はありません。
軸4 扱いやすさ(2/3)土佐龍 手軽な スタンド付き ヒノキのまな板:まな板立てがいらず、キッチンがすっきり片付く
軽くて、付いている脚で自分で立つので、まな板立てを置かなくて済む入門向けの1枚です。
置き場所が少ない台所でも、立てて乾かせます。 脚をくるっと回せば立つので、まな板立てがなくても乾かせますし、出しておいても場所を取りません。重いまな板がつらくなってきた親への贈り物や、初めて木のまな板を使う人にもよく選ばれています。手入れの仕方を書いた紙が入っていて分かりやすいのも好評です。
檜王 うすくて軽いと比べると、しまいやすさでは上です。 そのかわり、切り心地と反りにくさでは劣ります。厚さ1.5cmなので音がカンと響きやすく、反り止めの作りも見当たらないため、反ってしまった例もあります。
脚を先に乾かすひと手間がいります。 立てると水が脚のほうに集まるので、脚が黒くなりやすいです。洗ったら一度逆さにして脚を乾かしてから立てるか、脚の下に布巾を敷いてください。濡れていると脚が回しにくいので、回すのは乾いてからにしてください。
軸4 扱いやすさ(3/3)ロウダワークス まな板 木製 木 ヒノキ 穴あき無し ミニサイズ:薬味も果物もこれで済み、大きなまな板を出す回数が減る
20×12cmと、比べたヒノキのまな板の中でいちばん小さく、小さな板を探している人にはほかに代わりのない1枚です。
ちょっと切るためだけに、大きなまな板を出して洗わなくて済みます。 にんにくやしょうが、薬味、果物を少しだけ切る2枚目のまな板にぴったりです。ここまで小さいヒノキのまな板はほかに見当たらないので、探していた人に喜ばれています。包丁の当たりにも目立った不満はありません。片面に羊の焼き印があるので、表と裏を使い分けやすいです。
小さいので、少し反っても気にせず使えます。 少し反ったり、まれにひびが入ったりすることはありますが、幅が12cmしかないのでガタつきは小さく、使えなくなるほどにはなりにくいです。乾きも早く、カビが出たという話も見当たりません。
メインのまな板には小さすぎます。 思ったより小さいと感じる人が多いので、サイズはよく確かめてください。おすすめするのはミニサイズだけで、同じシリーズの大きいサイズには早いうちに反った例があります。
軸1 切り心地と傷(2/2)ツヴィリング ヒノキ カッティングボード:硬い和包丁の刃を守ってくれる、海外で人気の3cm一枚板
中身はMIYABIブランドの厚さ3cmの一枚板で、海外の和包丁好きに支持されている、海外で人気の1枚です。
硬い和包丁を引いて切る人なら、刃を長く守れます。 硬く研いだ刃を、ヒノキのやわらかさが受け止めます。刃こぼれしやすい和包丁を使う海外の人を中心に、刃が長持ちすると評価されていて、5年ほど使い続けている人もいます。普通の包丁では違いを感じなかった人もいます。
国内で同じ形を選ぶなら、ファクトワークス 桧 一枚板のほうが手ごろです。 どちらも3cmの一枚板ですが、こちらはかなり高価です。もともと海外でMIYABIの包丁と一緒に売られている輸出品で、日本語の評価はほとんどありません。
叩き切りと、届いたときの状態には気をつけてください。 やわらかいので、叩き切ると刃が食い込みます。遠くから運ばれてくるためか、届いた時点で平らでなかったり、凹みがあったりする例が何度も起きています。表面は塗装されていないので、色の濃い食材の色が残りやすいです。
4. 人気なのにおすすめから外れたヒノキまな板
よく見かけるヒノキのまな板の中にも、4つの軸のどこかで弱さが目立つものがあります。 どの軸で外れたのかをまとめます。
- 無印良品 ひのき調理板・薄型(MUJI 15254392):軸3 カビにくさで外れました。貼り合わせた継ぎ目に水が残り、数ヶ月で黒ずんだ例があります。軸2 反りにくさの評価も割れていて、どの軸でも上位に入りませんでした。
- 京都活具 美濃のヒノキのまな板S(kyoto-katsugu)とメーカー不明 美濃のヒノキのまな板:軸4 扱いやすさは良く、軽くて滑りにくい板です。ただ、反り止めの作りがない薄い板で、1〜2週間で反る例が続いたため、軸2 反りにくさで外れました。一時期、薬品のような臭いへの苦情も重なっています。
- 梅沢木材工芸社 東農ひのき 薄型軽量:軸2 反りにくさで外れました。安くて軽く、何年も使えている人もいますが、反ったという評価が長年途切れません。
- 土佐龍 四万十ひのきスタンド付きまな板(TOSARYU HS-200x):軸3 カビにくさで外れました。木の脚が黒ずみやすく、濡れると脚が回らなくなります。
- 檜王 厚手:軸1 切り心地と傷で外れました。作りは檜王 D型と同じくらい良いのですが、長く使った評価がD型より少なく、上回れませんでした。
- 檜王 極厚30mm 柾目 ギフトBOX入り:軸1 切り心地と傷と軸3 カビにくさで外れました。作りは期待できますが、評価が贈り物用の発売直後に集中していて、長く使ったときのことがまだ分かりません。
- 檜王 シンク用:軸3 カビにくさで外れました。大判でも1年反らなかった例がある一方で、数回でカビた例や、立てかけた縁の色が変わった例もあります。シンクに渡して使える大きな板が欲しいなら、候補にしてもいい板です。
- 檜王 らくらく軽量:軸4 扱いやすさで外れました。厚さ1cmで軽すぎて、切っている途中で板が動きやすいです。
- 檜王 食洗機対応 スタンド付き:軸3 カビにくさで外れました。実際に食洗機で使い続けた評価がなく、判断できませんでした。
- ラチュナ ラチュナ 伝統工芸士の逸品 国産檜まな板(Latuna):軸2 反りにくさで外れました。食洗機対応なのに、食洗機に1回入れただけで反り、そのあと割れた例があります。
- ブーンビ ひのき 超軽量 薄型 まな板(BOUMBI):軸2 反りにくさで外れました。数回使っただけで反った例が何度も起きています。
- ツヴィリング ヒノキ まな板 カッティングボード(ZWILLING 35100-086):軸3 カビにくさで外れました。別に置くスタンドは乾かしやすいのですが、使い続けた評価が少なく、木目を横切って彫った溝が汚れやすいです。
- 土佐龍 卓上まな板 アップル型(TOSARYU HC-2509):軸3 カビにくさと軸4 扱いやすさで外れました。縁にカビが出た例があり、小さすぎると感じる人も多い板です。
- 土佐ひのき ひのき まな板 薄型:軸2 反りにくさで外れました。薄い板で早いうちに反った例があり、評価の多くが発売直後のものです。
5. ヒノキのまな板を長持ちさせるコツ
使う前に、両面を水で濡らしてください。 食材の色や臭いが移りにくくなり、片面だけ濡れて起きる反りも防ぎやすくなります。
洗ったら拭いて、立てるか吊るして乾かしてください。 スタンド付きの板は、一度逆さにして脚を乾かしてから立てると黒ずみにくくなります。珪藻土マットのような湿りやすい場所に、板の縁を立てて置くのはやめておきましょう。
肉や魚を切ったら、まず水で洗ってから洗剤やお湯を使ってください。 いきなりお湯をかけると汚れが固まって、臭いが残りやすくなります。水で洗ったあとなら、熱湯をかけると乾きが早くなります。
塩素系の漂白剤と、高い温度での乾燥は避けてください。 漂白剤は、表示に関係なく木が黒っぽくなることがあります。食器乾燥機や食洗機での乾燥、直射日光での天日干しは、食洗機対応の板以外では、多くのメーカーが避けるよう案内しています。厚い板では食器乾燥機に入れても曲がらなかった例もありますが、薄い板ほど熱で反りやすいので、案内に従うのが無難です。
反ってしまったら、濡れ布巾をかけて重しをのせてください。 軽い反りなら、一晩から数日で戻ることがあります。ただ、届いたときから強く反っている板は戻らないことがあり、直してもすぐまた反る板もあります。そうした板は早めに交換を相談してください。
傷や黒ずみは、紙やすりで削れば落とせます。 粗めのやすりで削ってから細かいやすりで整えると、なめらかな面に戻ります。塗装していない厚い板ほど、何度でもやり直せます。
届いたら、凹み・割れ・反りをすぐに確かめてください。 ヒノキのまな板は薄いビニールや紙袋で届くことが多く、配送中に凹むことも珍しくありません。交換するなら、使い始める前のほうがスムーズです。
一枚板か貼り合わせかが気になるなら、買う前に確かめてください。 貼り合わせの板は反りにくいので、それだけで悪いわけではありません。ただ、プラスチックを避けたくてヒノキを選ぶ人の中には、接着剤や表面の塗装が気になる人もいます。気になるなら、一枚板や塗装なしの板を選んでください。
香りは、数日から数週間で落ち着きます。 濡らすと、またふわっと香ります。届いたばかりで香りが強すぎると感じたら、しばらく風通しのいい場所に置いておくとやわらぎます。
評価を見るときは、どのくらい使ってからの評価かを確かめてください。 届いてすぐの感想は、反りやカビが出る前のものです。数ヶ月以上使った人の評価のほうが、長く使えるかどうかの参考になります。
表と裏で切るものを分けると、長くきれいに使えます。 焼き印のある面は野菜、反対の面は肉や魚、というように分けておくと、色や臭いが移りにくくなります。